初めて気を失った話
2月10日土曜日、人生初の失神を経験しました。
この日は幼馴染みの親友の披露宴に参加しており、昼からお酒を飲んでいる状態でした。
当日
朝も特に体調が悪いことはなく、普段となんら変わらず過ごしていました。
受付係を頼まれたので、同じく幼馴染みの友人と、新婦側のご友人の4人で受付をしていました。
受付も終わり、いざ披露宴。
しとしとと雨が降る中、会場は幸せな空気に包まれました。
食事をしていてもなんともなく、また飲みすぎることもなく、披露宴は終盤へ。
最後のデザートが出てきたあたりで身体に異変を感じ始めました。
少しおなかが痛い。胃かな。
それがだんだん悪化していく。冷や汗も出てきた。なんか周りも白くぼやけて見える気がする。
別に気持ち悪くて吐きそうとか下痢が出そうとか、そういったのではなく、単純に腹痛。
それが我慢できないレベルになり、とりあえずトイレに逃げ込もうと考えました。
「ちょっともう我慢できんわ〜」なんて笑いながら、同じ卓の友人達にも今のタイミングはないやろ〜などと言われながら席を立つ。
トイレへ向かう。
さっきまで笑ってたけどここからは真顔。
少し早歩きになっていた気がする。
あの角を曲がればトイレだ。
「大丈夫ですか!?」
と、女性の声で目が覚める。
気がつくと右手の指がトイレの入り口ドアに挟まれたまま横になっている。
あれ、血も流れてる。。
トイレへの曲がり角の手前から記憶がなく、気がついたら左耳横から血を流して倒れてい。
すぐさまスタッフがおしぼりと水を持ってきてくれた。
とりあえずトイレに入り、鏡でどうなっているか確認し、シャツの襟も血だらけ。トイレにもスピーカーが付いていて、新婦が手紙かなんかを読んでるのが流れている。
うわぁやらかした…なんて思いながら、必死にシャツについた血を落とす。
このまま戻るとまずいよな、ひとまずここにいるか、帰りどうしよう、電車乗るのも嫌だな、妻に迎えにきてもらうかな、でも梅田まで車で来れるかな。。。
なんてことを冷静に考えているあたり、さっきまで気を失っていたとは自分でも思えない感じ。とりあえず血が止まらない。
そのままトイレで披露宴終了。
新郎の家族も知っていて家も近かったので、家族の方に車で送ってもらってなんとか帰宅。
傷を見た人たちからは縫った方がいいのではとも言われたけど、とりあえずしんどいので寝ることにしました。
夜に起きて傷をチェックしたけどやっぱり血は止まってなくて、救急病院にいくかどうか悩みました。
吹田市に救急時の相談窓口があることを思い出したので電話してみることに。
気を失ったこと、倒れる際に頭を打って血が出ていること、まだ血が止まっていないこと、頭痛等はないこと、電話対応をしてくれた看護師にいろいろと伝えて、それならとりあえずは大丈夫じゃないかなと。念のため近くの夜間もやってる病院を紹介するねと言われ、次はその紹介された病院へ電話。
同じように症状を伝えると、頭も頭痛とか目眩がないならいま来てもあまり意味はないし、外科もいないので応急処置ぐらいしかできない、とあっさり言われました。
それならもういいかとハイドロコロイド包帯だけ貼って寝ました。
それから1週間が経ちましたが、傷は塞がりかけで頭も特に異変はなし。
明日念のために脳の検査は受けるつもりです。
原因を考えてみた
少し原因を調べると、これかなーと。
血管迷走神経反射性失神
略称VVR。最も頻度が高く、健康人にも起こる。若年者に多い。強い痛みや精神的ショックや情緒的ストレスが誘引となり、交感神経の活動が亢進、頻脈が起こる一方、静脈床に血液が貯留する。このため静脈還流量が減少し、逆に副交感神経が優位となり、血管拡張・徐脈となり、脳血流が低下、失神が起こる。病歴・身体所見には異常を認めない。臥位ではまず起こらない。
直前に激しい腹痛があったことからこれかなと。しかし強い痛みで失神するもんだね。
他にも飲酒していたこと、部屋が少し暑かったこと(自分はそう感じなかったけど、他の人曰く)、も関係してるかもしれません。
失神した翌日にいつも身体を診てもらってる石津さんに首や他の痛いところを治療してもらった時もこの迷走神経反射失神かもねと言っていたと思う。
もう一つ気をつけないといけないのが、自分が不整脈持ちだということ。
またこっちも検査いかないとな。