2017-18 関西シクロクロス#10 桂川

2シーズン前の話。

その年はマキノで二日連続レースがあった年で、もちろん二日ともエントリーしていて二日とも走るつもりでいた。直前まで風邪を引いていて、ちょうど一日目の前によくなり、いわゆる病み上がりという状態でレースを走った。

体感的にそこまでしんどくなく、むしろレース中は(意外と走れるぞ…)なんて思いながら、少し無茶をして走り切った。しかしフィニッシュ後、一気に体調が悪くなった。

あまりにも酷かったので帰りは妻に運転してもらったが、少し車を走らせると車の揺れすらも耐えられなくなり、途中のコンビニで休憩。吐きそうなぐらい気持ち悪く、店内に入ろうと歩いていくが、真っ直ぐ歩けないのが自分でもわかった。あれほど地球が回っていたのはあの日ぐらいだろう。死にそうになりながらもトイレに長居するのもよくないと思い、なんとか車に戻ったが、結局駐車場で吐く始末。その後気を失ったように寝ていて、気づいたら2時間は経っていた。駐車場で動けずただ時間を潰すだけになってしまった妻に何度も謝った。

もちろん翌日のレースはDNS

 

こんなことがあったので、実はレースで追い込むことが少し怖くなっている。

そして今回の桂川でも。

 

だが今回は少し違う。体調が悪かったのはそうだが、理由が前日の飲みすぎ。ただの二日酔い。この桂川で自分の今季のシクロクロスレースも終了で、残留も決まってるしどうせ昇格もできないし、気楽にいこうと思っていたら気を抜きすぎた。

まぁそれでも体調が悪いことは悪い。走る前から頭痛があり、走っている最中も痛かった。

この日は一人で来た。当然帰りも自分で運転しないといけない。家で妻と息子が待っている。帰れなくなるなんて以ての外。無茶はやめよう。

 

そうしてスタートから無理をせず淡々と走って、結果は36位の62%。

ゼッケン番号より前でフィニッシュするというのがシクロクロスでの密かな目標の一つ。今回ゼッケンは38番。なんとかクリアできた。

 

また別の目標の一つに、ミスをしない・トラブらない、というのがある。ミスをしないという点では、今季自発的な落車は1回もなかった(はず)。転けてリスタート、というのがどれだけロスか。怪我のリスクもある。それなら自分でコントロールできる速度で走る。それがここ数年のスタイル。レースなので攻めることもあるけど、なるべく安全にいこうというのが一番。

トラブらないということにおいては、昨シーズン初めからこの桂川が終わるまで、パンクは1回もなし。チェーン落ちが数回とハンドルがぐらついたぐらいで、ディレイラーがもげたりチェーンを切ったりすることもなかった。特にノーパンクというのは大きい。

 

目標とはちょっと違うけど心がけていることもあります。それは応援してくれる人が楽しめるような走りをすること。

これが一番難しかったりするけど、今回の桂川ではそれが少しできたと思う。

 

 

 

一つ目の階段セクションを乗車クリアできた。これはC1を観ていて乗れそうだったので1周目からトライしたけど、全ての周回で乗っていけた。1回足ついたけど。

盛り上がってもらえたようでなにより。

 

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二つ目の階段も乗っていきたくて、ちょうどそこにいたけーなかに「ここ乗っていけるかな?」と聞いた瞬間を撮られてた。即答で「無理」と返ってきたので諦めたけど、いま思うと1回はトライすればよかったなと。

 

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この階段右端の細いところ登っていけそうと思いませんか。。

 

さて、この関西シクロクロスの千秋楽、桂川にて僕の2017-18シクロクロスシーズンもおしまいです。

紀の川、マキノ、美山、マイアミ、希望が丘、堺、桂川と7戦でした。出場数はシクロクロスを始めてから今までで一番少なかったかな。今季は途中で子供が産まれることがわかっていたのでC3降格も少し考えてたけど、なんとか残留できてよかったです。

 

今季もいろんな人にお世話になったシーズンでした。皆様に感謝です。

それではまた来年。

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