シクロクロス全日本選手権2018
と言っても男子エリートではAJOCCでC2の僕に出場権はありません。
出たのは、SS(シングルスピード)カテゴリです。
シクロクロスには昨シーズンまでパナソニックの普通の変速付きで参加していましたが、昨シーズンの終わり頃から(来季はSSで走ってみたい…)と思い始めたことがきっかけです。
いつもお世話になっているムーブメントで相談し、いま所属しているチームの"SAUCE"ブランドとしてSSフレームを出すことにしていただきました。
あくまでプロトタイプなので、詳細はまた後ほどということで。
チームの協力を得てSSバイクを手に入れ、今年の全日本にもSSのエキシビションレースがあることがわかり、しかも場所はマキノで自宅から行ける会場。
「全日本選手権出場という名目を得るのに、このチャンスを逃すわけにはいかない!」
というちょっと不純な動機ですが、ノリと勢いだけでエントリーし出場しました。
レースはというと、17位/18人でほぼ最下位でした。
当日は朝から雨、ときどきみぞれ、ときどき雪、たまに晴れ、というザ・山の天気といった感じ。気温は一桁で6℃ぐらいだったかな。
会場に着いたのは受付開始に合わせて7時半ぐらいでした。
その時間に試走もできたのですが、身体が冷えるのも汚れるのも嫌だったのでしばらく車で待機。
昨年マキノを走った時も雨で低体温症になったので、今回はアンダーウェアの上から頭と腕のところに穴を開けたゴミ袋を被り、その上からジャージを着る、という防寒防水対策をしました。
バイクのギア比はフロント42Tのリア22Tで約1.9。
この全日本のために手に入れたKICK ASS COG。真っ黒でかっこいい。
マキノはほぼ登りと下りだけですが、ギア比1.9でいい感じでした。
全日本とは言え、SSでエキシビションレース。
すごくゆるい感じを想像していました。
全っ然違いましたね。
C1選手ばっかじゃないですか。
スタートして舗装路が終わってちょっとしたぐらいで「あ、これはあかん」って気づきました。
そこからずっと後ろの方を走ってました。
路面は濡れて泥々でスリッピーでした。2回ほど落車しました。
1回目が下りながらの右コーナーで、フロントが滑ってバイクを右に倒した状態で落車。
左の脛の内をダウンチューブにぶつけてしまい悶絶。
しばらく全く力が入らず、右脚だけで漕ぐ形に。
フライオーバーの下では立ち止まってしまいました。
この時ほんとに痛すぎて(これもしかして折れた…?)なんて思ってしまったほどでした。
骨折ったことないんで折った時の痛みもわからないんですけどね。
しばらくすると痛みも引いたのでその後は普通に走りました。
2回目は左コーナーでこけて、左側に左肩から滑るように落車したのですが、なぜか右のブレーキレバーが左に曲がるという珍事が起きました。
なんででしょう。
後ろ20秒差ぐらいまでトップの川村選手が迫ってきてて、なんとかラップされる前に最終周回へ。
結局一番最後にフィニッシュラインを越えて終了。
全日本選手権なんてもう機会もないだろうし記念出場だ、と思って出ました。
しかし走ってみると、みんなシングルスピードで、謎の一体感があったというか、言葉にするのが難しい何かを感じました。
とにかく楽しかった。
来年もあるのかどうかもわからないし開催地がどこかも決まってないけど、やるならまた出たいな。そう思いました。